2014年9月30日火曜日

「サビーズ」使ってみました。


秋晴れの気持ちよいうちに、博多店臼井店長の助けを借りて、
我らのワーキングマシン:ハイエースのアンダーコーティングに挑戦です。

 まずは塗装部分の汚れを落とさないことには塗料が付着しませんので、高圧洗浄機で洗車です。一見キレイに見える足回りも高圧洗浄機で流すとご覧の通り、細かな汚れが大量に出てきました。

 今回使用した高圧洗浄機ニルフィスク・アルトの優れた性能については別途ご紹介させて頂くとして・・・
  コーティングに使用したのSUMICO(住鋼潤滑剤㈱)の「サビーズ」商品名から連想できるとおり防錆に特化したコーティングです。                    
 塩化ナトリウム(潮風)や塩化カルシウム(道路凍結防止剤)と反応して皮膜を形成するタイプですのでクルマの下回りだけでなくホイールやエンジン周りの金属部分にも使できる(耐熱温度=280度)マルチな防錆塗料です。
ラベルの説明には「シャシーブラックとの併用が効果的」と記してありますがサビーズ自体は反応して初めて皮膜形成し、固まる為サビーズの上から別のものをコーティングしてしまうと効果が発揮出来なくなってしまいます。
併用する場合は
①シャシーブラック
②サビーズの順番で塗りましょう。
(効果は半年~1年)・・・サビトリスプレーと合わせ、その実力はまた後日レポート致します。
お楽しみに!

2014年9月29日月曜日

工具姉さん BSBで夢叶う。

 レディースバイク誌の取材で、ついに工具姉さんの夢叶い愛車ハーレーと共にモデルデビュー♪
しかも、撮影とインタビューにいらっしゃったのはなんと!旅行家の藤原かんいちさん♡♡
「メカとか工具はあまり知らないんです」という藤原さんならではの斬新な工具の使い方ご提案いただきながらの撮影です。
ちなみに姉さんが手にしているのはDEENコンビネーションレンチ30mm。
胸ポケットにはPBのレインボーヘックスレンチ丸ごと押し込んでます(汗)。。




『写真て、その場の雰囲気も写るんです♪』

いろんなポーズやアングルを試してみたり、その気絶頂!
工具姉さんのワクワクが伝わってきそうです。
でも、はたから見たらちょっとオモシロイ♪

  約2時間にも及ぶ撮影現場では藤原さんの旅の体験談
なども交えながら笑い声が絶えませんでした。

  曰く「写真にはその場の空気も写りますから・・」
どんな写真になるか楽しみですね。
掲載は11月1日発売 レディースバイク にて。



 ちなみに、工具姉さんお気に入りアイテムのキーリングにも付いているDEENの
ラチェットめがねキーホルダーは現在大好評発売中♪
ファクトリーギア各店&通信販売にてご購入いただけます!

2014年9月11日木曜日

ハーレーのオイル交換に必要なのは?!


もちろん工具は得意ですが、機械と虫にはめっぽう弱い工具姉さんが愛車ハーレーのオイル交換に挑戦です!

   ハーレーに使われるオイルには2種類あります
①バイク左側にプライマリーオイル、
②右側エンジンオイルとミッションオイルの2種類です。チューニングされているエンジンであれば社外オイルの選択肢もあると思いますが、工具姉さんのハーレーのエンジンは、ほぼノーマルです(他は派手にカスタムしてますが・・(汗)ので純正品をチョイス。今回は初心者からベテランまで沢山のハーレー乗りから信頼を集めるあるチューニングショップ「パインバレー」さんで購入した気になる価格はコチラ。

※プライマリーオイルって?!
国産バイクの場合オイルといえばエンジンとミッション繋がっており1つのオイルで潤滑されていますが、ハーレーではエンジン、ミッション、プライマリーがそれぞれ別室で潤滑される独自の構造になっています。
 プライマリーはエンジンで発生した動力をミッションに伝える機構部分で、太いチェーンを介して動力を伝えています。このチェーンとクラッチを潤滑させるためのオイルなのです。

 ちなみに今回使用したのはエンジン用オイル約2.5リットルとミッション(約1リットル)&プライマリー(約1リットル)で約2リットル。オイルフィルター&オイルパックリ&ドレンボルト用Oリング&シールテープで合計:約13,000円也!失敗は許されませんね、

エンジンオイルとミッションオイルのドレンボルトに必要な工具は5/8インチソケット。プライマリーだけトルクスネジ(T40)が必要です。
  プライマリーオイルの抜き出しは出口が小さめなのでオイルが出きるまでにそれなりに時間がかかります。
その間にオイルフィルターも交換しましょう。しかし!!

ごらんのとおりクランクポジションセンサーが邪魔しているため通常のフィルターカップで回すのが困難です。専用の工具もあるのですが、プライヤータイプのフィルターレンチで何とかまわすこともできます。(古いフィルターはつぶれてしまいますが、再利用はしないので問題ありませんね。)



そしてオイル注入~。
ミッションオイル(3/8インチHEXが必要です)とエンジンオイルは上から入れる注入口がありますが
プライマリーオイルはなんとこの丸いカバー(ダービーカバー、T27)を外して、半ば強引に横から入れるしかありません(もちろん専用工具もあるのですが)。バイクを水平にして丸の一番下の部分まで満たされればOKです。水平のままカバーを戻さなければならないので、

一人では不可能!!(バイク用ジャッキがあれば一人でも行えます)

  ハーレーのオイル交換には気の合うパートナーが必要なようです♪


ここまで入ればOK!

2014年9月10日水曜日

BBQに便利なアイテム

畑を作ろうと土を掘り返すとまだまだ出てくる篠竹の根っこの残骸すっかり枯れているのだが、大量に出てくるので非常にうっとおしい。
 しかし竹なだけあってコレ、油を含んでいて火種としてはとても便利なアイテムなのだ!
 ティッシュ2,3枚と一緒に火をつければあっという間に燃え広がる。そこでココBSBではBBQ用の炭の着火や、ハンゴウ炊飯にも役立っている。
篠竹とは・・・
イネ科の竹で成長が早く、根は横に広範囲に広がっているため
雑草のように一本抜こうとしても地中で絡まっており、抜くことが困難。

BSBの開墾時には3メートル近くの高さになっていて大型の重機を投入
約300坪を10日かかって切り開いたのだ。
写真はカスタムピープル連載記事に掲載のものです。
写真はほぼ同じアングルからの現在と開墾前の様子。

2014年9月9日火曜日

そして見つけた昭和なアイテム!

だいぶ錆もひどいけど、
レトロな雰囲気がちょっとおしゃれかも!
コーヒーメーカーと同様にアルコールを
燃料とするものと思われる。。。おそらく
ランプ。「明かり」ならあってもイイよね!

ということでさっそく、

ちょっと複雑な形状のものには液体の
さび取が便利そう、
トラスコのさび取スプレーを試してみま
した。主成分はリン酸の無色透明です。
ゴム手袋も欠かせません。

入り組んだところは真鍮ブラシと合わせ
て・・ご覧のとおり!キレイになりました♪
 

さて、燃料用のアルコールですが、?・・・

2014年9月8日月曜日

リフォームにむけて_その2

いやいや、レアだとかまだ使えるとか、いつか使うかも・・・その気持ち自体が不要です!
整理収納術のプロ「お片づけコンセルジュ」
言いつけを参考に断捨離した結果です!!



自分が管理出来る量を所有する事!
不要なものは取り除く事!
優先順位をつけてモノを配置する事。

使ったモノはすぐに戻す!
そのためのモノの配置、動線に基づいて
置き場所を考える。

 要するに!「片付け整理」はやって終わりじゃないんです!!継続できる強い気持ちが
必要なのです。

♤乗りもの:ジープに新しいナンバーをつけました!

野田陸運局にて

ジープの名義変更をしました。
行ってきたのは千葉県野田市にある 野田陸運局 です。

ここは野田ナンバーと柏ナンバーを管轄しています。
BSBのある九十九里なら千葉ナンバーでは? とお思いでしょうが…
このジープはBSBに常時駐車しておくわけではありません。
ファクトリーギアのスタッフがBSBへの足としても使うので、
使用の本拠は柏ナンバー管区内になるのです。

名義変更は業者に頼むのが普通ですが、そんなに難しいものではありません。
ただし、今回はナンバーの管区が変わるので 移転登録 として行います。


必要な書類を揃える

移転登録に書類な書類は以下のとおり。

・新所有者の車庫証明(発行日より1か月以内)
・新所有者の印鑑証明(発行日より3か月以内)
・旧所有者の印鑑証明(発行日より3か月以内)
・譲渡証明書(旧所有者の実印が必要)
・委任状(新所有者の実印が必要)

・車検証
・自賠責保険証

※委任状は旧所有者と新所有者が揃って手続きする場合は不要です。今回は旧所有者が手続きをしましたが、新所有者が手続きする場合は旧所有者の実印が必要です。

ちなみに、現在は名義変更に必要な書類の多くをインターネットから入手できます。データをダウンロードして自宅のプリンターで出力するのです。これを利用すれば警察署や陸運局に行く回数を減らすことができます。ただ車庫証明の書類は自治体によってネットからは入手できないところがあるので、そのあたりはご確認ください。

リンク先の「交通部」の「交通規制課」の「自動車の保管場所の確保等に関する法律施行規則」をご参照。それ以外の都府県の場合はコチラをご参照。記入したら管轄の警察署へ持ち込んで申請します。その後、警察官が車庫を確認しに来ることになっていますが、特に立ち会いが要求されるものではありません。正しく車庫スペースが確保されていれば証明書が交付されます。申請した時に「〜日後に取りに来てください」と言われ、引換券を渡されます。

リンク先の国土交通省のホームページの中段「◆各種様式」の中に「譲渡証明書」及び「委任状」の書式があります。以下のように記載例もダウンロードできるのでご参考に。





なお、委任状は旧所有者と新所有者がいっしょに陸運局へ出向き、手続きする場合は不要です。今回は旧所有者が手続きをしましたが、新所有者が手続きする場合は旧所有者の実印が必要になります。

・印鑑証明
これは住んでいる地域の役所(または出張所)で入手します。

書類をそろえたら、移転登録するクルマで管轄の陸運局へ行きます。その日のうちにナンバーが交付され、敷地内で交換し、古いナンバーを返納することになるからです。ここで忘れがちなのが自動車保険。自賠責保険の期間内であることは言うまでもありませんが、万一の事故に備えて任意保険への加入をお勧めします。


初めてでも大丈夫!

陸運局へ行ったら、ここぞと思った窓口のひとに初めてであることを伝え、教えを請いましょう。仮に間違っていても「それはアッチの窓口です」と教えてくれるはずです。それでも不安な人は行く前に陸運局へ電話しておくといいでしょう。そうすれば書類や実印の不備で通い直しになる可能性もグッと減ると思います。



希望ナンバー申し込みサービスを使う

新しいジープには希望ナンバーを申し込みました。99です。なぜだかわかりますか!? 私は最初わからないまま申し込んでいたのですが…ハズカシイ!

そう。九十九里の99です!!

この制度を利用する場合、陸運局に行く前に準備を済ませておく必要があります。

具体的には 一般社団法人 全国自動車標板競技会 が立ち上げているホームページ 「希望番号申し込みサービス」を通じて手続きを行います。申し込み方法はそこに全て書いてあるので、ここで詳しく解説はしません。

ここで申し込みを行うと、希望番号の抽選が行われた後、その成否を知らせるメールが送られてきます。そして希望したナンバーがOKだった場合、交付手数料4,200円を支払うことになります。

私の場合、支払い猶予は5日でした。意外に短いのでご注意ください。それを過ぎると抽選が無効になってしまいいます。支払い方法は現金書留銀行振込。郵便振替は取り扱っていなかったので銀行振込を利用しました。

この振込が予約センターで確認されると、今度は「希望番号予約済証」を受領するための「受付番号」がメールで送られてきます。この番号を陸運局で知らせると希望番号予約済証が手に入り、その日のうちに希望したナンバーを入手することができるのです。

ちなみに交付可能期間はひと月と、割と余裕がありました。私は急いでいたのですぐに陸運局へ行きましたが。

ナンバーの交換は自分で行います。一応野田陸運局内でもプラスドライバーを貸し出ししていましたが、封印をこじって外すためにはマイナスドライバーもあったほうが無難です。もちろん、外し方が分からなくても係の人が親切に教えてくれるので大丈夫です。

大切なのは、陸運局の営業時間が終わる前に全ての手続きを終えられるよう、時間的に余裕を持って行くことです。

さて、そんなこんなで “私の” ジープに新しいナンバーが取り付けられました。その足でファクトリーギアの千葉物流センターへ持ち込み、ドナドナしてきたのです。ファクトリーギアの皆さんに可愛がってもらうんだよ!といいながら…。




やはり7年間苦楽を共にした相棒だけに、ちょっぴり…いやかなり寂しくなってしまったのですが、そんな感傷に浸っているヒマはありません。このあとすぐ、ジープリフレッシュ計画がスタートします。そう。昔の相棒をピカピカにしていく作業に、僕も加わっていけるのです。なんて幸せな企画でしょう!!

テキスト/河村 大


2014年9月7日日曜日

リフォームにむけて、

大そうじ開始です♪
まずはネ。。。以前から建てられているガレージ隣のビーチハウス。コチラはあちこちだいぶ痛んできているのでガレージの新築にあわせコチラもリフォームしよう!ということに。
しか~し、リフォームするためにはまず片付けなければなりません、、「片付け」といえば・・・やはりかたづけのプロにアドバイスいただきたいところなのですが・・・ まずはそのぐらいは、というかBSBの精神からして自分たちでどうにかしたいものです。




大体にして片付いていない状態というところは不要なものがだいぶ混在しているものだと思うのです。
わたし・・・.。ということで必要なものと不要なものを区別というか認識するために(幸いリビングは20畳近くありますので)散らかしてみました。
・・・・・・あれ?!
散らかった場所でのコードレスの掃除機は非常~に便利ですね♪
しかし改めて眺めるとあります!!不要というか、「何だこれ?!」なアイテムが、
コレは間違いなく時間に比例して増えていて、さらにそれと比例して汚れるのだと確信できました。

たとえばコレ。
もう分からない世代も多いんじゃないでしょうか?

コーヒーメーカーです。
 アルコールランプで沸かすやつです。
 部品まだ手に入るのかなぁ?・・










それからこんなの、 おそらく数十年前はおしゃれなモノだったのではないでしょうか?でも、
 今や笑うしかありませんね。







しかし、もしかしてレア?!

♤乗りもの:BSBにマスコットカー現る!!

2007年春。納車当日の記念撮影。ピカピカだった頃。
九十九里にジープ登場!

ビーチサイドベース、ベイサイドベース、ブルースカイベース…。“BSB”という名前には様々な想いが込められています。

ここに大人が遊べるスペースを創りだし、ガレージを建てるワケですから、もちろんクルマも必要です。

どんなクルマで遊ぼうかな!? ケータハム・セブンもいいな…。BSBプロジェクトの発起人、ファクトリーギア社長の高野倉隊長も様々に想いを巡らせていました。

でも青い海、青い空 といったらやっぱりジープでしょ! オープンでしょ!! ということで、マスコットカー第一号はジープ・ラングラーに決まったのです。

実はこのクルマ、某雑誌の元編集長が乗っていたクルマです。え? 誌名がバレバレですって?


まあそれはさておき、新しくやってくるジープのことをもう少し詳しくご紹介しておきましょう。このクルマ、正しくは ジープ・ラングラー・ルビコン といいます。「ラングラー・アンリミテッド」ではありません。今、みなさんがよく見かけるのは4ドアの「アンリミテッド」ですよね? でもBSBにやってきたのは昔ながらのショート車。2ドアのジープです。

実はアンリミテッドが発売されるまでラングラーに4ドアは存在していませんでした。でも「ジープを家族で使いたい!」というファミリー層に向けてクライスラーが英断を下したのです。その後世界中でヒットしたのはご存知の通り。日本でも今や、4ドア:2ドアの出荷比率は9:1といわれています。ショートモデルは今や希少なのです。


RUBICONの文字

で、その次のグレード名「ルビコン」って何? って話です。ボンネットの両脇に RUBICON ってステッカーが張ってありますね。ルビコンといえば「ルビコン川を渡る」の故事を思い出す方もいらっしゃるでしょう。古代ローマの ユリウス・カエサル が「賽は投げられた」と叫びながら元老院の命令に逆らい大軍を引き連れてこの川を渡ったことはあまりに有名な話です。が、このグレード名は古代ローマの川の名前ではありません。

ここで言うルビコンとはアメリカの林道のこと。カリフォルニア州を南北に貫くシエラネバダ山中をLAKE TAHOE(タホ湖)に向かって東へ向かう、激しくも素晴らしいオフロード・トレイルのことです。

ここは全米のオフローダーにとって特別な場所。“聖地”といっても過言ではありません。

以下の映像はアメリカのオフロード・カスタマイズのパーツメーカーが作った3部作ですが「あこがれの地」ルビコンを初めて目指す一般オフローダーの期待と不安、そして挑戦と達成感がよく表現されていると思います。



ジープは昔からこのトレイルで鍛えられて来ました。新型車は必ずこのトレイルでテストを受ける、とも言われています。このトレイルがあったからこそジープはジープであり続けている、といってもいいでしょう。

じゃあ、その名をグレードモデルに持つラングラーがどんなモデルなのか?
それはそれは素晴らしいスペックを備えたメーカー純正のフル・カスタマイズカーなのです。まあ詳しくはまた次回以降にお話しますが、この「ルビコン」グレードで運転席ドアの窓までが取り外し可能な幌で仕上げられた6速マニュアル車は、日本では 2007年 の新型車初回導入時にしか販売されていません。一度こっきりのロットしか輸入されなかった超希少モデルであることはお伝えしておきましょう。

もうお気づきかも知れませんが、いきなり始まったこのマニアックなジープ解説の案内人はファクトリーギアの社員ではありません。ルビコンの元オーナーであり、現在フリーランスライターとして雑誌記事や映像を作っている河村が担当しています。

大好きだったジムニーもジープスタイルで
僕の四輪駆動車との出会いはジムニーでした。幌を外し、ドアを外し、フロントウインドウを倒して大自然の中を走る快感と感動を20代の頃に知って以来、ずっとこの道を走り続けています。

いま思えば、まだ見ぬジープへの憧れが当時の私をこのようなスタイルに駆り立てていたのかも知れません。いずれにせよ、雑誌社勤務時の最後のキャリア時代に、一番欲しかったラングラーを手に入れました。

そんな僕が家の事情でラングラーを手放すにあたり、お声がけいただいたのが高野倉隊長だったわけです。「河村君、そのジープ、僕に譲ってくれないかい? BSBのマスコットカーにしたいんだ」。その電話をいただいた時、どんなに嬉しかったことか。


2ドアジープで幌車ともなれば、後席は狭く荷室も狭く…完全に趣味のクルマです。それだけにクルマもオーナーを選びます。ですから内心「カーライフの中で本当に必要としている方に嫁いでくれたらいいなぁ」と心配していたのです。

それが、オープンカーの好きな高野倉隊長の手に渡り、九十九里のガレージでファクトリーギアの皆さんに思いっきり遊んでもらえるなんて、こんなに幸せなお話はありません。

でも、この子は7年の使用でだいぶくたびれていました。一度も故障したことはなく、機関の程度も上々ですが、7年間頻繁に開け閉めを繰り返してきた幌が壊れ始めており、青空駐車のおかげで樹脂パーツが白く変色していました。

このままでは爽やかなBSBの未来像に似合うはずがありません。


わかりますか?黒いパーツが紫外線にやられ、ことごとく白濁してしまっています。

そこで、この子の内外装をリフレッシュさせていくプロジェクトがスタートしたのです。担当はファクトリーギア本店の若き店長、水口君。僕の役割は一緒にプロジェクトを進めながらその模様を逐一レポートしていくことです。

そして可能であれば今後、ここ九十九里で皆さんに海の魅力を教えていただきながら、逆に私は「山とジープ」の素晴らしさをお伝えしていけたらさらに嬉しいな、と考えているのです。

ではみなさん。以後の連載をお楽しみに。
よろしくお願い申し上げます。

ファクトリーギア本店店長
水口敬博

高野倉隊長より今回のジープ・リフレッシュ計画を一任されたファクトリーギア本店(千葉県柏市)の若き店長。北海道札幌市出身。様々な工具を熟知する彼が工具選びのアドバイザーになってリフレッシュ作業が進行します。ただしクルマを本格的にいじるのは初めてなので、リフレッシュ・ストーリーはクルマビギナーの目線で進めていきたいと思います。



フリーランス・エディター
河村 大

1969年生まれ44歳。東京都在住。26歳から15年間4x4MAGAZINE勤務。2006年〜2012年まで同誌編集長。現在はフリーランス。主に四輪駆動車関係の記事や映像を制作。趣味はカメラやカヌー、林道や温泉探訪など。よろしくお願い申し上げます。