では、それってどうすればよいの?!
乾燥させるには自然が一番!
含水率を確認するにはやはり器具を使って計るしかありませんが・・・仮にドライヤーで表面だけ乾かすことはできますが、例えば含水率計の針の届かない内部にどれほどの水分が残っているのか?正確に把握することができなくなってしまします。
では、針の届く10㎜程度の厚さにすれば正確な含水率を量ることもこともできますがそんなに薄い薪では一瞬で燃え尽きてしまいます。
焚き付け用にはよいですが・・・やはり薪は4割程度の大きさがないと炎を楽しむことはできません。雨をしのぎ、通気をよくし自然乾燥させたいのです!
そのための「小屋」だったのですね。
また、樹皮部分からは水分は抜けませんので、樹皮部分を下にして置いています。(もちろん削ってしまえば問題ありませんが・・かなり手間なのと、やはり薪が小さくなってしまうのはご想像いただけるかと思います。)
「薪を積む」ということ・・・
マキが積んであるイメージってこうじゃないでしょうか?しかし今回取材させていただいている川原薪ストーブ本舗にて、よく見ると・・・このように下側の通気を確保したうえで、本当にただ積んであります!
※一つとして同じカタチではない薪を崩れないようにこのカタチに積むのにはかなりの経験と勘が必要です。 |
「乾燥」が目的ですので本来はこれでも十分なのですが、一般的には出し入れもしやすく、崩れないように入れておくための「小屋」だったのです。
取材協力:川原薪ストーブ本舗