数ある塗り壁材の中から上質にこだわるファクトリーギアが検討を重ね
ビーチハウスの壁に選んだ笑顔を運ぶ土の正体はコレ!珪藻土じゃないんです!!珪藻土以上の機能を備えた新素材!
・・ということで「シラス」のご紹介です。
写真は高千穂シラス株式会社発行の「鏝人」より許可転載 |
シラスというのは約2万5千年前に現在の南九州の桜島の地域で発生した
噴火による火砕流が体積した特殊な土で、南九州一帯には広大なシラス台地が広がっています。
今、よく耳にする「珪藻土」はその多孔質な粒子の穴が湿気や匂いを吸着
するということで注目されていますが、シラスも同様の多孔質構造になっ
ています。
珪藻土や漆喰は原料とする場合、一度焼き入れをしますが
火山のマグマから生まれたシラスは噴火の際すでに焼きが入っておりその必要がありません。
その為自然素材のまま、焼き入れのための大きな設備を必要とせずに生産
できる安心、安全な塗り壁材なのです。
また、その超高温で焼成されたセラミック物質は非晶質(※1)のため環境に応じた反応をし、消臭、分解、イオン化などの機能を発揮できると考えられており、主成分である珪酸は除湿、防火材の原料でもあることから優れた調湿性と断熱性があります。(※2)
次に多く含まれる成分のアルミナにはニオイや化学物質を吸着する機能がある優れた天然素材なのです!さらに、古代ローマではコンクリートに火山噴出物が使われていて、現代にもその姿を残すローマ建築からは優れた耐久性があることも知ることが出来ます。
上質にこだわるファクトリーギアにピッタリの優れた材料なのですね♪
※1非晶質:原子、分子の配列に規則性がない物質。身の回りのものとして、その性質を
維持したまま熱によりカタチを変えられるガラスなどがあります。
主には耐火の目的で使われこの場合は吸水性がないが、この板の成分にも珪酸が使われ
ている。正式名称は「珪酸カルシウム板」