2015年1月14日水曜日

木を見て・・・森も見る。


ファクトリーギアBSBのビーチハウスをリフォーム中です。

そんな中大工さんからイイ話聞きましたので少しご紹介させていただきます。
木材になっても木は生きているから反ったり曲がったり・・・なんて話を聞いたことがあります。 「木裏」「木表」などという言葉を耳にしたこともあるのですが・・・

大工さんにとっては当たり前のことのようですが、木造で建物を建てるときには年輪や木目を見て、なるべく木が生きていた時と同じ向きで木材を使うのだそうです。建物のカタチや構造にもよりますが、木を組んだ時に反ったり、歪みが出ないように考えます。

例えば・・木は動くことができませんので、南向きに立っていた木はずーと南を向いていたわけです。木材になってからもその癖は同じです。なので建てるときにも年輪を見て、同じように南側に向くように使うのが一番自然(負荷がかからないということですね)なのです。

 横向きに使う梁などの部材も同様に「木を見て」組みあがったあと負荷がかからないように上下、東西南北を揃えたり、合わせたりするのだそうです。
 木材一本はもちろんその木が育った環境、状態・・ようするに森までをイメージしていたのです!
 ・・・とここまでお話を聞いておなか一杯、胸いっぱいになったところで年輪を体感♪

バーナーで焼いて、
ブラシでこする・・
(ちなみにコレ、全部端材なんですよ~!)

・・・・・・、
・・・通常は捨ててしまう端材がこんなに素敵なミニチュアの椅子に!インテリア小物に使えそう♪
この年輪を浮き立たせる技法を「浮造り」と言うそうです。
木をよく知る匠だからこそできる発想と技ですね♪

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