2015年7月31日金曜日

凄いのは技術よりも・・

最後まで気遣うココロでした。

   築25年になるビーチハウスの外壁張替工事が完了しました。

今回張り替えた外壁材はなんと
雨水が汚れを洗い流し、色あせしにくいという最新技術ののコーティング外壁材。(※)
金具を使い下から積み重ねていき一番上部分は釘で止めます。
最終仕上げはガレージ建築でも見たシーリングと・・釘の塗装ですが・・
ここで使うシーリング材と塗料は完全な専用品!

外壁と色が合わせてあるのはもちろんですが、コーティング機能まで持ち合わせているのです。
  「最後に釘止めしなければならないのはどうしようもないけど、これはコーティングに穴をあけるのと同じこと・・せっかく親水機能がある外壁でもこの釘にその機能は無いから、ここちゃんとやっとかないと(仕上げておかないと)そこが原因で機能が半減してしまう可能性があるからね。ただ材料を張り替えるってだけなら覚えればできること・・だから私ら(職人)が一番気を遣うのはそういうところ、最後まできっちり仕事するっていうのはそういうことなんだよ・・」

わかった?、んっ?!!

※)親水セラ:http://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/sinsuicera/yogore.html

【BSB道具箱】

そんな職人さんが使っていたハンマー
片側はクサビのように平たくとがっている。どの職人さんもこのタイプを愛用している。
 外壁の模様によってはこのように狭いところに釘を打たなければならない。そんな場合
には平たく角のあるこのカタチが便利なのだそうだ。

2015年7月27日月曜日

デザインと機能性を両立したキャビネット♪

ディーンのキャビネットは全タイプ全四輪が自在キャスターですがその中でも7段キャビネットにのみ採用されているスタイリッシュなデザインホイール。

本体の一部に樹脂部品を採用したヨーロピアンスタイルにふさわしいデザインにこだわりました。

もちろん、機能面も充実した性能を装備しています。
【滑り止めラバーマット】
 DEENのキャビネットのトップ部分には、一部を除き必ずこの滑り止めのラバーマットが標準装備されています。 耐滑性も高く、少し工具箱を動かしたぐらいでは上に置いた工具は落ちたりしません。
【サイドのホルダー】
トップサイドのこの部分には長軸のドライバー等を差して置く事が出来ます。 こうする事で、工具箱の中に収まりきらないような長軸ドライバーも収納出来ます。 穴の大きさを広げればプライバーも収納が可能です。
【便利な引き出しロック機能】
 7段キャビネットの引き出しには、左右にロック用のパーツが取り付けられています。  引き出しの手前部分を持ち上げる事でこのロックが解除され、引き出しの出し入れが可能になる仕組みです。 この機構のお陰で、キャビネットを移動させた際に誤って引き出しが開いてしまう事を防げます。

【オプション装備】
また7段キャビネットにのみ採用されているのがサイドのパンチングパネル。この穴を利用した様々なオプションが取り付け可能になっています。


http://www.factory-gear.com/category/select/cid/250/pid/1471
DEEN7段キャビネットはトータルバランスに優れた仕上がりになっているのです。

2015年7月24日金曜日

ガレージや(趣味の)部屋のコンセントの位置どうにかなりませんか!? HOUSE INNER

BSB ビーチハウスのリフォームで日本の住宅や建物の基本設計について少しだけでも知ることができました。
  私自身もそうですが、ガレージや部屋を自分好みの・・だったり、趣味に合わせた使い勝手のよい・・
空間にするためにみなさんあれこれ悩んだり、迷ったりしている方も多いのではないでしょうか?
私が特にストレスを感じるのが「コンセントの位置」。大体が部屋の角付近・・だったりしませんか?
 また、生活するうちに、あるいは子供の成長に合わせて・・、趣味が増えたり・・して、使い勝手が変わり、コンセントの位置を変更したいって思ったことないでしょうか?!
 最近ではスマホやWi-Fi、デジカメなど充電が必要な持ち物も増え・・もちろん、工具も今や充電工具が主流です。位置だけでなくコンセントの数も増やしたい・・なんてことも。。。

上質工具を販売するファクトリーギアでは、実はそんな悩みを解決するアイテムも取り扱っています。

「ハウスインナー」:自立式空間構成フレームです。
 実はBSBガレージも様々な情報発信に合わせ何度も「模様替え」しているのですが・・気が付くと
色々なモノが増え・・三つあるうちの一つはなんとなく物置状態(汗)。。

Before

このハウスインナーはフレームを組み立てるだけのシンプル構造で、しかも一人でも精度よく組み立てることのできるアイテムで使用方法のようなものは決められていません。趣味やそれぞれの使い方に合わせて機能拡張のできる空間をつくることのできる「ベース」なのです。その優れた機能詳細については次回以降数回に分けて紹介させていただきたいと思いますが、まずは

BSBガレージの実例でその実力をご覧ください!!


After


2015年7月16日木曜日

知って得するスケールのはなし part2

ファクトリーギア・ビーチハウスの外壁リフォーム中です。

前回、日本建築のモジュールは畳サイズの3尺(910㎜)X6尺(1820㎜)がもとになっている
というお話をレポートさせていただきましたが、この外壁材もコンベックスで測ってみるとやはり・・
?!10尺(3030㎜)です。
あれ?!・・
 外壁の場合、910㎜を基準に建てられた部材の外側に貼っていくうえ、サッシ、ドアに合わせた加工が必要になります。ですので外壁材の長さは3尺(910㎜)の3倍プラスαの10尺(3030㎜)になっているようです。また、つなぎ目が少ない(目立たない)ほうが美しい・・ことは想像できるかと思いますが、一つの部材が大きい(長い)と運ぶのが大変ですし(汗)、割れやすくならない許容サイズ=10尺なんだそうです。。

<そんな外壁ですが実は結構重いんです。>


職人さんは軽々運んでいるように見えますが
この10尺の長さのこの外壁、実は1枚で(種類やデザインによっても違いますが)15~20Kgあります!!
 
話は変わりますが・・そんな重さの外壁が万一上から落ちてきたら大変なことになりますよね!?
実は阪神大震災の時にはその万一が多数ありました。それ以降外壁に使われるようになったのがコレ!
3面接着防止テープ
以前から外壁の継ぎ目をコーキングで埋めていますが、20年ほど前までは直接流したコーキングは外壁と建物の両方をしっかりと接着してしまい、結果・・地震などで揺れた際に外壁に負荷がかかり、割れ落ちることが判明。
この(3面接着防止テープ)を使うことで建物には接着されないため、建物が揺れた時の負荷が
だいぶ軽減される仕組みなのです!

【BSB道具箱】

そういったこともあり、外壁を貼る場合、場所によって「釘」と「ビス」も使い分けているのです!
外壁を固定するためには専用の金具を使いますがその金具を固定するための木材(ドウブチ)をまずは建物の柱等の構造材に固定します。
→ここはビスでしっかりと固定。
そしてその金具を「ドウブチ」に固定するのは釘打ち。

ここをビスでしっかり止めてしまうと、3面接着防止テープを使って揺れに対して柔軟性を持たせる
意味がなくなってしまう・・・のです。(※ビスはスクリュウ形状の分釘よりもしっかり食い込み固定でされます。)

 う~ん、納得♪

2015年7月8日水曜日

思わず笑顔になる工具♪

最近はテレビ番組でDIY好きの女優さんが工具をネタにしたり、沢山の様々な工具が並ぶショップで収録が行われたりと各方面で「工具」が注目されているようです♪ 
 番組の放送では、ちょっとかわった派手目の工具が色々と紹介されていますが実は!・・・収録の現場では、その機能や使用感に驚き、女優さんも思わず笑顔になるような見た目だけでは実感できない素晴らしい上質工具がまだまだあるのです!
・・・でもそういう工具は見た目が地味だったりするのも事実。
ということで、テレビでは放送されなったその優れた機能を誌面や動画で是非お楽しみ下さい!
http://www.factory-gear.com/category/select/pid/1926
http://www.factory-gear.com/category/select/pid/100
http://www.factory-gear.com/category/select/pid/3274
http://www.factory-gear.com/category/select/pid/880
etc・・・

オートメカニック8月号掲載「ファクトリーギア通信」第101回より

7月8日発売(内外出版社)



※ 自らの立場を利用し国内外の最新工具情報をいち早くゲットすることを喜びとする
工具おやじ(=ファクトリーギア代表:高野倉)が世界中の工具最新情報を連載でお届けしている「ファクトリーギア通信」は今年6月に100回を迎えまし。 
 まだまだ色々な情報をお届けしたい工具おやじは今日も世界中を駆け巡っています!!

2015年7月4日土曜日

知って得するスケールのはなし

普段生活する家や部屋で、
自分の趣味に合わせたり、使い勝手を良くするために壁に棚やフックなど・・取り付けたい場合があるかと思います。今ではボード用の金具やポスターなどっであれば穴をあけずに貼り付けられるものなど用途に合わせたものをホームセンターなどで手に入れられますが、少々重さのあるものを載せるためのラックや洋服掛けなどをしっかりと固定したい場合にはヒスが打ち込める柱の位置を確認したいものです。


 最近では探知機というものもありますが、実際の壁の裏側は縦だけでなく横方向にも部材が入っていて、イメージより複雑なんです。探知機を使いこなすにもある程度建物の構造を把握できていないと「よくわからい・・」なんて方も少なくないのではないでしょうか?

そこでちょこっと耳より情報♪

  そもそも日本の木造軸組(在来工法)の場合は基本的に(455㎜≒一尺五寸)ごとに間柱(※)が入るように設計されています。
  コレは日本の住宅の設計基本単位がもともと畳(3尺X6尺)を基準に考えられていて、昔から、柱の場合は3尺の半分=1尺5寸毎に設計するのが基本でした。その後ツーバイフォー等、メートルで考えられた輸入住宅に対応するために現在はほとんどのコンベックス、巻尺には455㎜毎に印が入っているのです!

(※間柱=構造材である柱と柱の間に入れる部材。)
※実際には設計モジュールを説明するには沢山の細かい説明が必要で、ここでは省略せざるをえませんが、全ての住宅が同じ設計モジュールというルールではありません。


  ですので、よほど特殊な設計でない限り、針でも探知機を使う場合でもこの455㎜のを目安に探してみるとお目当ての柱を探し易くなると思います。
 また、木造に限らず建物の隅には必ず柱が入っているはずです。そこを基準にどれくらいの距離でドアや窓が付いているかを確認すると自分の住んでいる建物がどんな基準で作られていて、どのように壁が付けられているのか?・・興味を持ってみるのも楽しいかもしれません。

【BSB道具箱】実際にコンベックスを見てみよう!


 現在は計量法により、取引・証明に使うことは禁止になっている尺貫法ですが、今でもベニヤ板などの3X6パネル(さぶろくぱねる)やドア、サッシのサイズなどいまだに尺貫法を用いている場合も多い。コンベックスも「尺寸相当目盛り付き」はこんなに小さく表記されているが目盛りを引き出してみると尺寸表示のほうが大きかったりします。右写真一番上が尺寸並記のもの
 ミリ表示だけの場合も455㎜ごと印が付いていますが、一尺五寸はきれいに割り切れないので455㎜ごとの印は尺寸表示と比べると、距離が増えるにつれその差が少しずつ大きくなります。
 またコンベックスの場合、押し測りとかけ図りができるよう先端の金具が動くようになっていますが、この「押し」と「掛け」の場合では下の写真のとおり、(微妙~ですが)若干のずれが生じます。大工さんはコンベックスはあくまでも目安として使っているのです。

 ちなみに・・そんなわけで輸入物のコンベックスには455ピッチの(概念がありませんので)印もありませんのでご注意ください。

写真下はスナップオンのコンベックス