前回、日本建築のモジュールは畳サイズの3尺(910㎜)X6尺(1820㎜)がもとになっている
というお話をレポートさせていただきましたが、この外壁材もコンベックスで測ってみるとやはり・・
?!10尺(3030㎜)です。
あれ?!・・
外壁の場合、910㎜を基準に建てられた部材の外側に貼っていくうえ、サッシ、ドアに合わせた加工が必要になります。ですので外壁材の長さは3尺(910㎜)の3倍プラスαの10尺(3030㎜)になっているようです。また、つなぎ目が少ない(目立たない)ほうが美しい・・ことは想像できるかと思いますが、一つの部材が大きい(長い)と運ぶのが大変ですし(汗)、割れやすくならない許容サイズ=10尺なんだそうです。。
<そんな外壁ですが実は結構重いんです。>
この10尺の長さのこの外壁、実は1枚で(種類やデザインによっても違いますが)15~20Kgあります!!
話は変わりますが・・そんな重さの外壁が万一上から落ちてきたら大変なことになりますよね!?
実は阪神大震災の時にはその万一が多数ありました。それ以降外壁に使われるようになったのがコレ!
3面接着防止テープ |
だいぶ軽減される仕組みなのです!
【BSB道具箱】
そういったこともあり、外壁を貼る場合、場所によって「釘」と「ビス」も使い分けているのです!外壁を固定するためには専用の金具を使いますがその金具を固定するための木材(ドウブチ)をまずは建物の柱等の構造材に固定します。
|
ここをビスでしっかり止めてしまうと、3面接着防止テープを使って揺れに対して柔軟性を持たせる
意味がなくなってしまう・・・のです。(※ビスはスクリュウ形状の分釘よりもしっかり食い込み固定でされます。)
0 件のコメント:
コメントを投稿