2014年10月19日日曜日

産業文化祭に行ってきました!



地域を支える各事業、団体が展示、即売などを通して市民と交流する場として
毎年開催されている産業文化祭。会場で見て聞いた、ここファクトリーギアBSBのある
九十九里地域のローカルネタのご紹介です。
 実はファクトリーギアBSBのある九十九里海岸付近に建つ建築物のほとんどは木造。潮風を直接受けるこの地域では錆びてしまう鉄を極力使わない木造&瓦屋根の建物が多いのです。
 その木材の需要を支えているのが「山武杉」:江戸時代から高級建具、建築材として親しまれています。樹高30mを超えるまっすぐに伸びる幹は節が少なく、中心が桃色になる特徴があります。

 その杉の端材が超格安で販売されていました。あらかじめ知っていれば トラック用意して行ったのだが・・




  また、建築端材を利用した工作教室や火おこし体験など木と共に暮らす地域ならではの催しも、

コチラは山武杉で作ったまな板をなんと500円でゲット!見た目の好みにもよるが、節がなるべくないほうが割れにくいのだそうだ。

 BSBガレージも地元の方のアドバイスも受けて木造にした。ツーバイフォー工法で建てられましたが、この工法の場合通常輸入材を使用することが多いのだが今回縁あって国産の杉材を特別に2X4サイズに加工していただいて使っています。


使用したのは八溝杉(福島)。冬は雪に覆われる寒さの厳しい地域で育った杉は繊維が引き締まり、強度がある。一部の害虫の被害もなく、葉枯らしという乾燥方法によってより均一化された関東きっての良質な木材なのです。
  そういえば、大工さんが「いつもより釘が入っていかない・・」って言ってました。

 そもそもスギは幹がまっすぐに伸び折れにくい性質なうえ、軽く加工がしやすいこともあり構造材から建具、内装にまで使われるマルチな材木。
 しかし近年では薪などの燃料としての需要も減り、比較的安価な輸入材が増えているため
手付かずの国産材が増えていることは経済面だけでなく環境問題にも影響を及ぼしているそうです。(森と家を結ぶ会HPhttp://moritoie.com/index.htmlより)
杉に関していえば二酸化炭素の吸収量は5060年でピークとなり、100年を超えるとその機能はほとんど無くなると言われています。十分に成長した樹木は資源として活用し、新たに植林した若い木を育てて二酸化炭素の吸収量を増やす必要があるにもかかわらず大量の資源が活用されないままになっているらしい。

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