2015年3月11日水曜日

小くてあたたかい記憶・・



津波・・九十九里浜へ徒歩30秒の立地であるファクトリーギアBSBにとっても他人事ではありません。
4年前、東北太平洋沿岸地域に壊滅的ダメージを与えた東日本大震災。当時、都内でも様々な機能が混乱し、電力供給も制限を余儀なくされました。ビルの5Fにあった事務所でその「揺れ」を体験した私の記憶にもまだ新しい出来事です。
 想像しかできませんが、東北地方ではまだ雪も残るこの時期に被災地の人々はどんな思いだったかを考えると今だに胸が締め付けられる、決して忘れてはならない記憶です。


 被災地である、近代製鉄発祥の地:釜石で津波が残した瓦礫の中に数十台の薪ストーブが残っていました・・
 製造していた工場もやはり、ほぼ全壊。設備などもすっかり流されてしまいましたが、諦めずに復旧に尽力しました。一つ一つ丁寧に手作りされたストーブに次第に火が灯り、その小さな炎は被災地の人々の心を暖かく照らしはじめたのです。


瓦礫の中から70台以上見つかり修復。必要とする施設等へ無料で提供された石村工業株式会社が製造する「クラフトマン」
4.5㎜もある鋼板切りだし溶接される。

















熟練した職人の手作業により仕上げられ個性あるmade in 釜石はとにかく頑丈。



震災から4年・・ファクトリーギアは九十九里のこの地で、そんな薪ストーブと出会いました。

つづく・・

0 件のコメント:

コメントを投稿